コロナ禍!居酒屋の弁当販売は通常営業に比べてどれぐらい儲かるのか?
コロナ禍で居酒屋が昼に弁当販売をしていることが気になる!
最近、コロナによって通常の居酒屋営業に影響が出ているからだと思いますが、通常は夜営業のみの居酒屋が昼に弁当販売をしていることが気になります。
果たして通常の夜営業と比べてどのくらい儲かるのでしょうか
比較方法
「1か月の飲食店の営業利益」と「1か月の弁当屋の営業利益」を推定して比較したいと思います!
もちろんお店によって差があるのは当然なので、あくまでインターネットでも信頼できそうな情報と居酒屋でバイトしていた時の経験、弁当販売をしている居酒屋の様子から判断していきたいと思います。
「推定営業利益=推定売上高×コスト率」で見ていきたいと思います!
居酒屋の推定営業利益
下記サイトによると、売上高は300万円未満、1000万円以上と幅がありますね。
居酒屋の繁盛店~売上を伸ばすメニュー数と平均来店組人数|CASIO HANJO TOWN
推定売上高=300万円
とします。
居酒屋でアルバイトしていた時の感覚からして大体これぐらいの金額かと思います。
あとは飲食店の1か月のコスト内訳ですね。
・原料費…合計30%前後
料理・飲料の原価、テイクアウト原価
・人件費…合計30%前後
社員・パートアルバイト給与手当、通勤交通費、福利厚生、求人費など
・諸経費…合計12%
水道光熱費、販売促進費、消耗品費、事務用品費など
・初期条件…18%以下
店舗家賃、減価償却費、支払金利など
※個人店の場合、オーナー給与も初期条件(売上が変動しても変わらない家賃などの固定費のこと)に入れる。
飲食店の開業に欠かせない売上予測。利益を生み出すための計画法とは? | Foodist Media by 飲食店.COM
ふむふむ。。。
コスト率=90%
とします。
弁当屋の推定営業利益
弁当を買っている経験から、昼営業11~14時、営業日数24日と仮定して
平均単価 600円
1日の販売個数 50個
とすると、
推定売上高=72万円
となります。
あとは弁当屋の1か月のコスト内訳ですね
材料費:379750円(原価率35%)
水道光熱費:75950円(売上の約7%)
包材・消耗品等:54250円(売上の5%)
弁当屋・惣菜屋を開業するには?売上や立地などノウハウを解説 | 商売の稼ぎ方
居酒屋でやる想定なので重複してくるコストもありそうですね。
以上の値に人件費率を30%・初期条件18%として加えて、
コスト率=77%(夜は居酒屋営業する前提)
コスト率=95%(昼の弁当販売のみの前提)
とします。
居酒屋の夜営業 VS 居酒屋の昼限定弁当販売!
算定してみます。
夜営業の居酒屋の営業利益=300万円×90%=30万円
居酒屋の昼限定弁当販売=72万円×77%=16.5万円(夜は居酒屋営業する前提)
居酒屋の昼限定弁当販売=72万円×95%=3.6万円(昼の弁当販売のみの前提)
結果。。。
(夜は居酒屋営業する前提)居酒屋営業が1.81倍儲かる!
(昼の弁当販売のみの前提)居酒屋営業が8.33倍儲かる!
昼の弁当販売の個数が担保できて、労働力的に疲弊しないのであれば、
夜営業のみの居酒屋が昼に弁当販売するのは営業利益UPにつながりそうですね。
コロナ終息後も夜営業のみの居酒屋が昼の弁当販売を継続するケースはでてきそう!
では。
(執筆時間:45分)